Macで簡単TeX導入 – TeXShop

追記:2013年向けのLaTeX環境構築の記事を書きました
MacでLaTeX – TeXShopで日本語が使える最小構成の環境をつくる
追記:MacTeX2011との組み合わせだと正しく動かないようです。修正記事を書きました。
MacでLaTeX – TeXShopとMacTeX2011編

論文や形式だった文章を書くには必須のLaTeX。

MS Wordを使う人が多いけれど文献やら図表やらの管理・番号・リンクを考えると断然TeXが良いわけです。

と言うわけで、Macで簡単にTeXを使えるTeXShopを動作させるまでをまとめました。

インストール

以下のMacでTeXを使うには以下のソフトウェアをインストールします。

  • MacTeX-2010
  • TeXShop
  • UTF-8スクリプト

今回はSnow Leopardで試していますが、Leopardでも問題無いと思います。 また文字コードはMac標準のUTF-8を使っています。

MacTex-2010

MacTeXは、LaTeXを動作させるの必要なソフトウェア一式をまとめてインストールしてくれます。

MacTeX – TeX Users GroupからMacTeX.mpkg.zipをダウンロードしてください。 ただし1.6GB前後あるので、注意してください。のんびり待ちましょう。

zip解凍後、パッケージ(MacTeX-2010.mpkg)をダブルクリックしてインストールを完了させてください。

MacTeX

TeXShop

TeXShopのページから最新版をダウンロードします。

ダウンロードリンクがわかりづらいですが、ページの右上にDirect Downloadがあるのでそこから落としてください。 ダウンロードしたzipファイルを解凍して、アプリケーションフォルダーへ移動します。

TeXShop

UTF-8スクリプト

TeXShopでpTeXを使って日本語(UTF-8)を利用するにはいくつかファイルを追加・修正する必要があります。

そのためにzipファイルをダウンロードして、解凍してできたファイルを~/Library/TeXShop/bin (ホーム>ライブラリ>TeXShop>bin)にコピーしてください。

2011/01/11 追記

ライブラリにTeXShopがない場合、一度TeXShopを起動して即終了してみてください。 おそらく生成されるはずです。

追記終わり

更新されるファイルは、pTeXの呼び出し用スクリプトです。 UTF-8のエンコードに対応したファイルがTeXShopに含まれていないために追加する必要があります。またMacTeXにあわせたPathの変更、pTeXのfmtオプション廃止にあわせた修正も含まれています。

bibtexの設定(jbibtex)

2011/05/05 追記

TeXShop v2.38からオプションでBibtexエンジンの設定が可能になりました。 後述されるTeXShopの設定を行う場合は、設定が必要なくなりました。

追記終わり

2011/01/27 追記

jbibtexはpbibtexに名称変更したため、TeXShopではエラーが表示されます。 そのための対策が必要です。 ターミナルで以下のコマンドを実行してください。

#!bash sudo ln -s /usr/texbin/pbibtex /usr/texbin/jbibtex

パスワードが聞かれるので自分のパスワードを入力してください。 これでTeXShopで問題なくbibtexが使えます。

追記終わり

設定

TeXShopの環境設定で基本的な設定とMacTeXでインストールした各種ツールの場所を設定します。 メニューの「TeXShop」>「環境設定」でTeXShop環境設定を表示します。

TeXShop環境設定

まず左下の設定プロファイルをpTeX(Shift JIS)に変更します。 その後、同じ画面内のエンコーディングをUnicode(UTF-8)に変更します。 TeXShop環境設定

次に内部設定に移動し、 パス設定(pdf)TeXを

/usr/local/bin
    ↓
/usr/texbin

に変更します。

TeX + dvips + distiller内のTexを

~/Library/TeXShop/bin/ptex2pdf-sjis
    ↓
~/Library/TeXShop/bin/ptex2pdf-utf8

LaTeXを

~/Library/TeXShop/bin/platex2pdf-sjis
    ↓
~/Library/TeXShop/bin/platex2pdf-utf8

に変更します。

2011/05/05 追記

BibTeXエンジンが

pbibtex

になっているのを確認します。なってなければ変更します。

追記終わり

これで基本的な設定は終了です。

簡単な使い方

TeXファイルを開き、ウィンドウのタイプセットをクリックすることでコンパイルされPDFが出力されます。簡単です。

BibTeXを使いたい場合は、メニューの「タイプセット」>「BibTeX」を選択することでコンパイルできます。一回では意図したPDFができないと思うので、LaTeX→BibTeX→LaTeX→LaTeXと4回やることで意図したPDFが生成されるはずです。BibTeXを更新しない場合はそれ以後LaTeX1回で問題ありません。 それも面倒という人はメニューの「マクロ」>「AppleScript」>「Bibliography」で一連の流れが自動化できます。

TeXの書き方

TeX自体のフォーマットや書き方は、自分では語りきれないので奥村先生の書籍やサイトを観てください。

TeX Wiki

変更履歴

  • 2010/12/20 初稿
  • 2011/01/11 UTF-8スクリプトを設置するライブラリ内のTeXShopフォルダがない場合について追記
  • 2011/01/27 Bibtex実行時のjbibtexが存在しないエラーの対処についての追記
  • 2011/05/05 TeXShopのBibTexエンジンの設定が追加になったことによる前回の追記の削除と設定画面のキャプチャの変更と設定確認の追記

“Macで簡単TeX導入 – TeXShop” への 8 件のフィードバック

  1. 【utf-8でなくshift-jisで使いたいのですが】
     このページの説明に従ってインストールし、文字コードがShift-JISのplain texソースをutf-8に変換して保存してタイプセットしたら問題なくできました。
     実は、もとの Shift-JISソースをそのままタイプセットしたいので、TeXShop の Preferences で Source のページの Encoding を Japanese (Windows, DOS, ShiftJIS) あるいは Japanese (Mac OS, ShiftJIS, ¥) にして、Engine の TeX + dvips + distiller を … -utf8 から …-sjis に戻してみました。いったんTeXShopを終了、再起動して Shift-JIS ソースを読み込むのはOKでした。しかしタイプセットしようとすると Problems console につぎのようにエラーが出ます。

    This is pteXk,… (sjis, euc) (TeX Live 2010)
    restricted \write18 enabled.

    kpathsea: Running mktexfmt ptex-sjis.fmt
    I can’t find the format file ‘ptex-sjis.fmt’!

    解決策あるいはヒントはないでしょうか?

  2. 追伸
    当方の環境は PPC Mac, Mac OS 10.5.8, 最優先言語は English にしています。

  3. > hrsさん

    TeX + dvips + distillerの部分で戻してもらったsjisファイルは、廃止されたオプションなどがあり正しく動作しません。
    なので修正したファイルを用意したので下記のzipを展開してできたファイルを~/Library/TeXShop/bin (ホーム>ライブラリ>TeXShop>bin)に上書きコピーしてみてください。

    http://blog.cyclogy.com/wp/upload/2010/12/TeXShop_pTeX_sjis.zip

    他の設定部分はhrsさんがやった通りで大丈夫のはずです。
    こちらの環境では正しく変換できました。

  4. takeshig様

    修正ファイルでうまくできるようになりました。
    感謝感激です。ありがとうございました!

  5. MacTeXにTeXShopが含まれているので、別途ダウンロードしなくても良いのではないでしょうか

  6. Typesetをクリックしても、最後に
    (Fatal format file error; I’m stymied)
    と出て来て止まってしまうのですが、どうすれば良いのでしょう?

  7. > fumikony さん
    MacTeXに含まれるTeXShopのバージョンが古いこともあり、アップデートをした方がいいので別途ダウンロードをして入れるようにまとめました。

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